自社一貫施工の大切さ。
研創は営業、設計、大工、その全員が自社社員です。「普通のことではないか」と思われるかもしれませんが、大手ハウスメーカーでは、自社の職人が一人もいないことが当たり前。その大半が下請け会社によって構成されています。
木造住宅は、工業製品ではありません。使う木の性質も、建てる環境も、一棟一棟全く異なります。そのため、ただ機械的に動く作業員ではなく、状況によって臨機応変に対応し、より良い住まいを作ってお客様に届けようという強い意志を持つ人材が必要であると考えています。
職人を育てる意義。
地元で頑張っている工務店も、設計者や職人が不足して人材が集まらず、仕方なく他社に頼る場合も多々あります。特に職人に関しては深刻な担い手不足で、今なお減少傾向という状況。営業や設計がよくできていても、職人不在では決して良い家は完成しません。
だからこそ、私たちは職人集団のひとつとして職人を育て続け、よい良い住まいをみなさまにお届けする。その責務があると考えて、日々育成を行っております。
また職人など家づくりの工程に関わる人間が自社社員ですと、正確な意思疎通が可能となり、トラブルが起きにくく、工期のスピードアップにも繋がります。その結果、住まいの品質が格段に上がり、みなさまへの笑顔や幸せへと繋がっていきます。
知識や経験、技術力はもちろんのこと、一棟一棟に責任感を持って家づくりを行う。それが研創スタッフ全員のポリシーであり、家づくりにとても大切な要素であると、私たちは考えております。
経験こそ、信頼である。
住宅で使う木材は、機械加工された「プレカット材」を製材所から購入し、それをそのままの状態で建築しているものが大半です。そんな中、研創ではあえて大工職人による手加工「墨付け」や「手キザミ」にこだわっています。
何故、手間のかかる手キザミを行うか。木材は工業製品とは異なり、ひとつとして同じものがありません。木目や節、乾燥の度合い、経年で考えられる変形具合など。研創では木材の状態を一本一本チェックし、「この木材はこの柱に使おう」「この木材は梁に適している」など、知識と経験を元に適材適所に木材を選別していきます。木材の性質を見極め、そこから加工を行うことで、丈夫で長く住める家を作ることができます。
機械化や新建材が主流となる中、技術と知識を持った職人が減ってきているのが現状です。家づくりに重要な技術は、一度失ってしまうと取り戻すのはとてもむずかしいです。私たちは職人を育成し、技術の伝承を行うことで、培った経験をいつまでも絶やすことなく、家づくりへの信頼を高めていきます。
清く、尊く、強く、正しく。
研創は先祖代々からの大工家業から続いておりますが、1979年に法人として改組しました。先代達の匠の精神と伝統技術に磨きをかけ、お客様の喜びと信頼を追求し続けるのが私たちの理念です。その為に設計者も大工技能者も志を同じくする社員とし、「清く、尊く、強く、正しく」を合い言葉に「地域一番の、強くて良くて好かれる人間集団」になる事を目標としています。