この建物の柱脚は、外部に面した部分は土台で受けていますが、内部の柱の全てが礎石の上に直接建っています。土台の一部は柱の圧縮によりめり込み、床面が下っています。そして内部の柱は礎石との接合部が腐れています。
これを修復する為に、建物全体を持ち上げ損傷部分を入れ替えます。
次に、建物を補強してジャッキで持ち上げます。ところが柱の中心部にシロアリの被害が10本以上も見つかり、建物を下ろした後入れ替えました。
この後、足固めの取付とサッシの入れ替え、外壁の下見板を張ります。今年は床下地を組み、来年春より屋根の改修を行う予定です。