家族構成が変わるということで、個室2部屋をLDKに改装しました。1階が車庫のため(以前も床の断熱材を入れる工事をしましたが)、LDKとして使用したいのでもっと断熱性を良くしたいとのご要望でした。昔ながらの土壁で、天井にも断熱材が入っていませんでしたので、断熱改修と間取り変更による梁材補強、耐震改修も行っています。
既存の梁組を見せることで木材の力強さを活かしたデザインになっています。床暖房は施主様の要望ですが、断熱性の向上でランニングコストも抑える仕様になっています。また施主様の要望で少しアンティークな雰囲気になるよう、建具やテレビ置場の壁面などの仕上材を選定しています。
既存の仕上げ材を撤去後、構造材の補強をし、床・壁・天井に断熱材を入れて耐震性・省エネ性を向上させます。リフォームとなると新築と違い、柱の曲りや、床の不陸が必ずあります。その微調整は大変重要で、職人の技術が必要となってきます。
解体直後の様子 構造材の補強
また写真は掲載されてませんが、2階と2階を渡り廊下で繋ぐ工事や、浴室をユニットバスに入れ替える工事などもさせて頂きました。2階を繋ぐとなると、既存構造や高さの関係など非常に悩ましい部分もありましたが、職人さんとの連携で、計画どおりに施主様の要望に合った工事が出来たと思います。